繁昌亭昼席〜若手グランプリ優勝・準優勝記念ウィーク

10/10(土)
繁昌亭昼席
〜若手グランプリ優勝・準優勝記念ウィーク@天満天神繁昌亭 13:00~

桂ぽんぽ娘 引き出す女
桂ちょうば 読書の時間
笑福亭瓶太 上燗屋
タージン 漫談
桂あさ吉 蛸芝居
桂春若 代書
-仲入り-
口上(司会:桂春若、桂あさ吉・桂吉の丞・笑福亭べ瓶・笑福亭瓶太)
笑福亭べ瓶 太閤の白猿
桂吉の丞 ふぐ鍋
林家染二 貧乏神


***


吉の丞さんの口上を見に繁昌亭へ。
昼席初体験です。
開演ギリギリに行ったのだけど、2列目に座れて嬉しい。

ぽんぽ娘さん、ちょうばさんは軽く一席。
楽しく盛り上げてくれます。

瓶太さん。
師匠の釣瓶が最近真面目に落語をし始めたと。
上燗屋、酔っ払いの演技が楽しい。

テレビで慣れ親しんだタージンさん、初めての生高座。
ほんと面白いー黄色の伊達メガネが素敵。
千林ご出身なのですね、初めて知りました。

あさ吉さんの蛸芝居。
やっぱりハメモノが入ると華やかでいいなー。
独特の雰囲気をお持ちだなと思う。

仲入り前に春若師匠。
落語に入る前の小噺が楽しい。
本寸法の代書、面白いなぁ。

中入り後、口上。
司会の春若師匠、あさ吉さん、吉の丞さん、べ瓶さん、瓶太さんと並ぶ。
まずは兄弟子の瓶太さんがべ瓶さんについて愛のあるイジり。
次いであさ吉さん。
米朝師匠のお話をされるけれども着地点が見えず、思わず吉の丞さんが顔をあげてツッコミ。
(驚きの吉の丞さんのエピソードなし!)
最後は大阪締め。
事前にあさ吉さんのレクチャーがあったのだけど、それでも間違えてしまった。

さてべ瓶さん。
昼席に落語を聞きに来るって良いご趣味ですよね、梅田のパチンコ屋で魚群追って台を叩くよりだいぶん高尚ですと。(海物語?)
噺家が扇子を自分の前に置く意味は…という話から幼稚園寄席のマクラで沸かせてくれます。
太閤の白猿もすごく面白かった、NHK新人演芸大賞も楽しみ。

お待ちかねの吉の丞さん。
まずは優勝したことへのお礼、また60人ほどいる後輩の会にもぜひ足を運んでください、と。
それからふぐがなぜテツと呼ばれるかという話。
あれは鉄砲のテツで弾(タマ)に当たれば死ぬから…というところで客席の反応が薄く(私も若干ぼんやりしてた)「アレッ、話聞いてます?」。
幇間の男が酒を飲んで口笛を吹く演出好きだー。
サゲの「これからゆっくりいただきます」のところ、トリの染二師匠の噺の途中で理解した。遅すぎ。

トリの染二師匠。
貧乏神って小佐田先生の作品なのですね。
弱気で尽くしてしまう貧乏神のびんちゃんが可愛い。
洗濯物をし終えた帰り道に夕日が綺麗やなーって呟くシーンいいなぁ。
しかし主人公の男みたいに女性(どころか貧乏神すらも)をたらしこむような、不思議な魅力のある人っているよね。


3時間少しと長かったけれどもとっても楽しかったー。
そのあとワーズカフェにてしあわせのホットアップルパイを頂きつつ余韻に浸りました。
(吉井和哉のサインも見つけてちょっと興奮した。)