たまの微笑落語会

11/9(月)
たまの微笑落語会@高津の富亭 18:45~

月亭天使 元猫
笑福亭たま 四人ぐせ
桂治門 へっつい盗人
笑福亭たま 饅頭怖い
-仲入り-
笑福亭たま ふたなり


***


微笑落語会です。
"びしょう"だと思っていたんだけど、"ほほえみ"だそうです。
たまさんのツイッターを見るとなかなかに苦労されている様子だけれども、このツイートに笑った。


19時開演だったら少し時間があると思い残業したんだけど、行きがけの電車の中で18時45分開演と知り焦る。
高津神社へ着いてからもどこが会場かわからず、結局19時前になってしまった。

天使さんの元猫。
元犬の改作で、猫と一緒に暮らしている人のあるあるネタがふんだんに入っていて楽しい。
新聞の上に転がったり、またたびに反応してしてしまったり。
天使さんの猫への愛が溢れる高座でした。

さてたまさん。
先日行った学校寄席でメディア部が作成したプログラムがすごいと本物を高座へ持ってあがり披露。
他の演者も知らないあやめさんのマニアックなエピソードがあり驚いたそうで。
四人ぐせ、それぞれの癖がオーバーリアクションで楽しい。
しかし仕立て屋の男が何やらオネエっぽく感じたのは私だけ?

治門さん。
マクラでは落語界では失敗も仕事に活きることがあると、文福師匠・ぽんぽ娘さん・和歌ぽんさんのエピソード。
へっつい盗人、偶然にもここ高津さんで先月南天さんのを聞いたばかり。
南天さんのアホの男は元気いっぱい!アホ全開!という感じだったけれど、治門さんのアホの男はどこかのんびりした感じ。
果たしてこの2人、へっついを無事盗める日がくるのだろうか。

たまさんの二席目。
書けないけれどこのマクラがすごかった。
うまく収まればいいけども、やっぱりたまさんは良くも悪くも目立つんだな。
30分以上のマクラのあとは気を取り直し饅頭怖いへ。
怖いものを話すくだり、たまさんの語りにスッと引きこまれた。
特に幽霊のところは怪談噺かよというくらい怖かった。
サゲは同じだけど、江戸と上方でこんなに違うのですねー。

仲入り後、ふたたびたまさん。
マクラはなしでふたなりへ。
すごい、登場人物全員ろくな人間じゃない!
特に栴檀の森で出会う女は間接的な人殺しなのでは…。
けどサゲもわかりやすいし、私はそんなに嫌いじゃないな。


18時45分から始まり21時10分ごろに終わるという、6席(ショート落語も1席と数えれば7席)ある月刊笑福亭たま並みのボリューム。
しかしここ直近の会の中でも特に楽しかったなー。
たまさんのツイートではこの会は不定期開催になるみたいだけれど、次回もまた来たいです。