月刊笑福亭たまスペシャル

10/12(月・祝)
月刊笑福亭たまスペシャル@ABCホール 14:00~

桂鞠輔 正月丁稚
桂雀五郎  短命
笑福亭たま 寿限無
桂ひろば マジック
笑福亭たま 辻占茶屋
-仲入り-
桂南天 野崎詣り
笑福亭たま ショート落語ダイジェスト
笑福亭たま バーテンダー


***


月刊笑福亭たまです。
高座遠いかなーと思ったけど程よい大きさで見やすくて良かった。

まずは鞠助さん。
鞠のようにはずみます、と元気のよい正月丁稚。

続いて雀五郎さん。
短命、上方で聞くのは初めて。お通夜のシーンが入るのですね。
まったく理解できない男と甚兵衛さんのやり取りが可笑しい。
おかみさんがしゃもじ使わずにがっさーーーってお櫃からごはんをくむところ好きだー。

さてたまさん。
この会場の座席数について、もう少し座席数は増やせたがしなかった、絶妙な配分だと。
パンフレットでも書いてあったけど、こんなに明け透けで大丈夫なんだろうかとこちらが少し不安になるほど。
しかし手ぬぐいのくだりで楽屋のみんなから止められたと言っていたけれど、私もその場にいたら止めると思う。
寿限無、名付けられた男の生涯を描く。
病院のベッドで名前を言ってる間に蘇生できず死んでしまうけれども、幸せな一生だと思う。

ひろばさんは本日はマジック。
着物で登場、そして高座に座ってやるという初めて見るスタイル。
最前列の男性が指名されアシスタントに。
高津さんで言っていた千円を使ったマジックはなかった、見たかったなー。

たまさんの二席目。
先ほどのアシスタントの男性に手ぬぐいをプレゼント、そつがない。
辻占茶屋、お三味線との掛け合いが楽しい。
たまさんの演じる女性はどこかしたたかな感じがして好きです。

仲入り後は南天さん。
野崎詣り、先日の爆笑したへっつい盗人同様、喜六の間抜け具合が面白くて面白くて。
うららかな春の日、賑やかな参道、楽しむ人々、南天さんの語りで情景が鮮やかに頭に浮かんですごく良かった。

再びたまさん、ショート落語。
鳩の糞のマルチアングル、まさか糞自身の目線も含まれるとは。
例のごとく笑っている間にぽんぽんぽんと行くのでよく覚えられない。
そして最後はバーテンダー
入店間もない新人バーテンダーがベテランバーテンダーのアドバイスを受け、客の言う通りにするものの悲惨な目にあってしまう。
決めセリフの「爆笑でございます。」が最高。


3時間少し、長かったけれどダレることなくずっと楽しめた。
次回のたまさんはは月末の月刊笑福亭たま。
少し空くなぁと感じるけど、こんなに落語に通うなんて思ってもみなかったな。